元船長が教える、メバルの釣り方|瀬戸内の時期・ポイント・仕掛け・誘いまで実戦ガイド

釣り

【元船長のひとこと】昼の姫島周りで尺メバルを狙うなら、潮が当たるところをチェック。
風を避け岩礁と砂地の境目にベイトが集まった瞬間がチャンスです。
潮変わりの前後30〜60分は特に集中しましょう。


メバル実践ガイド、釣れる時期と昼の行動パターン

瀬戸内での最盛期と潮回り(昼狙い)

ハイシーズンは水温10〜15℃の冬〜春(3〜5月)
昼は潮の効き始め〜緩む前後に差が出ます。ベイト(小イワシ・イカナゴ)が地形の当て面反転流ポケットに集まり始めたタイミングで、良型が浮きます。

尺メバルが日中に着く場所

  • 岩礁帯のエッジ:岩→砂への切り替わり。
  • 潮の当たる面+陰:ストラクチャーの裏側でサスペンド。
  • 背の立つ瀬と瀬のスジ:払い出し・反転流の筋にベイトが寄る。

真上からの光を嫌う個体は「陰+ヨレ」にサスペンド。潮と地形で「餌が溜まる位置」を絞り込みます。

補足:「サスペンド」とは、水中で止まって浮いている状態のこと。
昼はメバルが強い光を避けて、地形の陰や潮のヨレ(水が緩む場所)に中層で潜んでいることが多いです。
こうしたポイントでは、ワームを中層でステイさせる時間を少し長くとると反応が出やすくなります。

メバル実践ガイド、タックルと仕掛け(昼の安定構成)

ロッド・リール・ライン

  • ロッド:7〜8ft ライトゲーム(UL〜Lクラス、繊細ティップ)
  • リール:スピニング2000番クラス
  • ライン:PE0.3〜0.5号+リーダー4〜6lb

昼は風・潮の影響が強め。ジグヘッドをキープできるやや張りのあるバット+細PEが有利です。

ジグヘッド・ワーム・小型プラグ

  • ジグヘッド:1.0〜2.5gを基準(風・水深で±1g調整)
  • ワーム:2inch前後のピンテール/ストレート/シャッド
  • カラー:昼はナチュラル系(クリア・スモーク・ベイト色)が軸。濁り時のみ白・チャートで存在感アップ
  • 小型プラグ:45〜55mmのミノー/シンペン/メタル3〜7gで中層〜ボトムのサーチも有効

メバル実践ガイド、誘い方とアタリの見極め(昼)

昼の基本リズム

「ゆっくり巻く → 1〜2秒ステイ → 1回トゥイッチ」を繰り返すのが基礎。
レンジはボトム〜中層を基準に、潮の当て面フォールを長めにとるとスイッチが入ります。

合わせ方のコツ

小さな違和感=聞き合わせで十分。弾かずにスイープで乗せると口切れが少なく、尺クラスでも主導権を握れます。

補足: 「トゥイッチ」は、竿先を5〜10cmチョンと動かす軽い誘いのこと。小魚が逃げるような自然な動きを演出します。
「スイープ」は、アタリを感じたときに竿を大きくゆっくり横に引く合わせ方。勢いよく合わせずに重みを感じながら掛けることで、口切れを防げます。
どちらも強く動かしすぎず、“自然な動き”を意識すると、昼のメバルが安定して反応します。

【実戦メモ】反応が遠い日は、「1/2回転=1アクション」の超スロー。ステイを2〜3秒入れると、見切っていた良型が反転して食い直すことが多いです。


メバル実践ガイド、姫島周辺の実績ポイント(昼)

  • 姫島周辺の漁礁: 潮が正面から当たる場所では、水の流れがぶつかってヨレ(流れが緩む場所)ブレイク(底の段差やかけ上がり)ができます。
    こうした場所にはベイト(小魚)が集まりやすく、それを狙ってメバルも寄ってきます。
    潮が変わる前後(30〜60分)は魚が動きやすい時間なので、広めに探ってアタリを待つのがコツです。
  • 祝島沖:岩礁帯と砂地の境。反転流のポケットに一時的な群れ入り。ワンサイズ上がる傾向。

メバル実践ガイド、まとめ(昼の要点)

潮が当たっていて、ベイトが集まっている場所を意識すれば、昼でも尺メバルを狙って釣れます。
焦らずレンジとステイ時間を微調整――それが日中攻略の近道です。

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