冬の瀬戸内は、ブリ(青物)を狙うアングラーにとって最も熱い季節です。
この記事では、元船長の実戦目線で、釣れる時期・潮・タックル・誘い方・取り込みのコツを初心者にも分かりやすく解説します。
ブリ実践ガイド、釣れる時期とポイント選び
瀬戸内のブリは12月〜2月が最盛期。
ベイトが集まる潮目・駆け上がり・反転流を見極めて流すのがコツ。
経験上、北西風がやや強く、潮が動く午前中にヒットが集中します。
ブリ実践ガイド、タックルとジグの選び方
- ロッド:ジギング6ft前後、100〜200g対応
- リール:ハイギア両軸 or スピニング4000〜6000番
- ライン:PE1.5〜2号/リーダー30〜40lb
- ジグ:120〜200g(潮速×水深で調整)カラーはブルーピンク/シルバーが定番
潮が速い日は重め、緩い日は軽めに。魚探のベイト棚±10mを丁寧に通します。
ブリ実践ガイド、誘い方とフッキング
基本はワンピッチジャーク+1秒ステイ。
ワンピッチジャーク=リール1回転ごとに竿を1回しゃくる動作。
ステイ=動きを止めてジグを見せる時間で「食わせの間」を作る。
違和感「コンッ」で巻き合わせ。ドラグはやや緩め→やり取り中に締める。
ブリ実践ガイド、取り込みと血抜き
取り込みはタモ係と声を合わせる。最後の突っ込みをいなし、ヘッドアップでネットイン。
上げたらエラ元を切って血抜き→鼻の孔から神経絞め用ステンレス棒で神経に通す。神経絞め(鮮度を長時間保つために)→氷海水で冷やすと身が締まる。
ブリ実践ガイド、料理のおすすめ
釣りたては刺身・照り焼き・ブリしゃぶ。薄切りを数秒しゃぶ、柚子胡椒が相性抜群。
ブリ実践ガイド、まとめ
潮と風を読み、タックルを信じて最後まで集中すれば、冬の海で必ず熱くなる瞬間が訪れます。
元船長の一言:ブリはタイミングの魚。潮の変化を掴めば、釣果は劇的に変わる。
用語ミニ解説
- ワンピッチジャーク:リール1回転ごとに竿を1回しゃくる誘い方。
- ステイ:ジグを止めて見せる時間。食わせの「間」を作る。
- 潮目:潮と潮がぶつかってできる線。ベイト・青物が集まりやすい。


